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オーノキヨフミの今日このごろインタビュー 第1回目(2005.1.16) 唐突に、じゃないけど始まりました新連載。題して「オーノキヨフミの今日この頃インタビュー」。デビュー前からなにかとご縁があります、雑誌「KeyStation♯」編集長、スズキダイスケとともに、世相をばっさり斬り捨て御免!かどうかはわかんないけど、気になること、楽しいことなどもろもろ含めてダラッとトークしていきましょう!というコーナーです。ちなみに第一回目となる今回は下北沢にある某イタリアンレストラン。ちょい正月ボケなスズキをオーノが責めたてる?そんなインタビューになりました。って逆じゃんね! オーノ:最近の僕と言えばね、この前みたテレビがあって。「特命係長只野仁」。 スズキ:アレ、いいでしょ? 柳沢きみお先生なんだよね、原作。 オーノ:いや、面白く無さそうだな?、と思って見てたら面白くて!ドラマが!(笑)。アレ、最高でしたよ。 スズキ:いや、最高なのよ。原作読んだ? オーノ:原作は読んでないんですよ。 スズキ:すごいよ? もう何?って感じ。 オーノ:ただの人と書いて「ただのひとし」。全部セックスで解決するんですよね。 スズキ:全部それだけ(笑)。 オーノ:女の人を捜査するときにまず自分のものにするんですよね。それから聞き出す! アレはすごい! スズキ:あのね、原作すごいよ。読んだほうがいい。もうね、頭がウニになるよ、よりパワーアップしてるから。だって、表現がドラマはドラマだからちょっと押さえられてるの。もうすごいよ、原作。もう、ソレだけ。 オーノ:(笑)エロい? スズキ:いや、エロくない(笑)。絵がエロくないから。 オーノ:ああ、劇画か。俺の苦手な・・・。 スズキ:いや、劇画じゃないんだけど魅力を感じない女性ってゆうか。 オーノ:でもドラマも面白かったですよ、夜ちょっと遅めの時間からだったから普段の月9のドラマなんかに比べたらキワドイところなんかもガンガン出てて。で、主題歌が「男のロマン」かなんかって歌ってる曲なんすよ! スズキ:あー、やばいね。俺その主題歌は知らなかった! オーノ:もう絶対観てください。すげー面白いから。 スズキ:俺としては三浦理恵子がいいんだよね。最高!やばい! オーノ:あー、出てますね。アナウンサー役かなんかで。ファンなんですか? スズキ:ファンです(きっぱり)。彼女がダイヤモンドユカイと結婚したとき、どれだけショックだったか・・・わかる?俺のショッキングな気持ち! オーノ:いやぁ、俺、ダイヤモンドユカイさん、知らないんですよね。 スズキ:あー、オーノくんダイヤモンドユカイ知らないか。レッドウォーリアーズのヴォーカルだったんだけど。多分オーノ君10歳くらいだね。87年とかの頃だし。 オーノ:その頃は「アンダルシアに憧れて」しか知らないです。 スズキ:それはマーシー(真島正利)? オーノ:そう。「コルト」って何だろ?って思ってて。歌詞に出てくるんですよね、「コルトは俺の宝物〜」って。銃を額縁の裏かなんかに隠してるっていう、多分記憶が正しければそんな話だったんですけど。10歳くらいの時にそういうのにロマンを感じてて。その頃一番家で歌ってた歌かも知れない。音楽を聞きはじめたのってサザンとかたまなんだけど、それより前にすげーはまってた曲が実は「アンダルシアに憧れて」で。マッチじゃなくてマーシーの方。で、いっつも歌ってたら母さんに「マッチ好きなのねー、キヨフミ」とか言われて。「いやいや母さん、これマッチじゃないんだよ、マーシーなんだよ」って言ってもマッチの方がTVに出まくってるから。違うんだっていっても「わかったから。マッチ好きなのねー」って(笑)。マーシーのつもりで歌ってたんだけど。 その時からなんか好きな声っていうのがあったんですよ。マーシーの声が好きだったんですよね。あとたまとかサザンの桑田さんとか。男臭い、テクニカルな感じよりどっちかっていうとその逆が方が好きで。その頃音楽的な事は何にもわかんないんだけど、なんかそういうのは感じてた。 スズキ:へえ〜・・・その話、初めて聞いた、俺。 オーノ:あー、俺も初めてしたかな? マーシーの話はした事なかったね、そう言えば。実は一番最初に家で歌いまくってた曲かも知れないですね。 スズキ:なんでその曲知ったの? オーノ:ラジオですよ。北海道のラジオ局の王道的な番組があって、俺それで音楽知ったところがありますね。「シュラバ☆ラ☆バンバ」とか流れてたし。「アンダルシア〜」はもっともっと前ですけどね。 スズキ:その頃って10歳にもなってなかったんじゃないの?何年生まれだっけ?オーノ君。 オーノ:(昭和)53年。小3で今の実家に引っ越したんですよ、その前は団地に住んでて団地の押し入れで歌ってたからもしかしたら9歳とか・・・ スズキ:うわ〜、9歳で「アンダルシア〜」はちょっとスゴイよね。 オーノ:そう、親にも理解されなくて。そりゃたしかにマッチって言われるかも知れないけど。あと「ナイ、ナイ、ナイ」って歌、歌ってた。 スズキ:ああ、「NAINAI 16」ね。シブがき隊。 オーノ:ああいう覚えやすいのを歌ってましたね。一番最初に触れた音楽体験っていうのはああいうのだったのかもしれない。子供って歌詞の内容とか関係ないところで感じるじゃないですか、サビの覚えやすいところだけ歌ってるみたいな。でも俺、アンダルシアだけは総合の歌詞を理解して歌ってましたよ。なんでかわからないけどあれだけには反応したんですよね。 スズキ:オーノ君ってマイナーコード好きじゃん。だから? オーノ:ああ、マイナーコード好きですね。玉置(浩二)さんも好きだし、あと(井上)陽水さんってマイナーの魔術師って言われたじゃないですか。そういう時にすごい力を発揮するっていうのがあって。そういうの好きなんですけど多分根本に「アンダルシア〜」があるんでしょうね。 スズキ:っつーかさー、デビューして1年経とうとしている時に新事実発覚! オーノ:俺も今初めて言った(笑)。いや、意識のあるところではサザンとかだったんだけど意識のないところでは「アンダルシア〜」だったんだね。 スズキ:今思い出すのがいいよね(笑)。デビューして2年目を迎えるこの2005年に。 オーノ:結構ね、こう、素直に自分を掘り下げてきていてね、最近。大分素直に思い出してきてるんですけど、「アンダルシア〜」だったなっていうのは今思い出した。 スズキ:(当時)CD買ったりしたの? オーノ:ラジオ録音です。CDなかったし。エアチェックしながらテープに録って聴いてました。・・・コルトは俺の宝物〜(オーノ歌い出す)・・・なんか、どっかで待ってるぜ、見たいな歌詞なんですよ。知ってます? だれか〜あいつに伝えて〜くれよ〜ぅ(オーノ歌) スズキ:それマッチじゃん! オーノ:いや、歌い出したらマッチになるんですけど(笑) オーノ、スズキ:アンダルシアに憧れて〜・・・だれか〜あいつに伝えて〜くれよ〜ぅ・・・〜待ってる〜からさぁ〜 スズキ:・・・(歌い終わり冷静になりつつ)マッチじゃん! いや、あれマーシーやってるの知ってたんだけど、なんか強烈にマッチの方の印象が強かったんだよね。 オーノ:今思えばねー、ナイスボーカルですよ!マッチは。 佐久間さん絶賛してましたよ、雑誌のインタビューで。自分がやった音楽の中で四人囃子からプラスティックスに行く時に、要はテクニカルじゃない方向に行くじゃないですか、で、インタビュアーが「なんでそういう方向に行くんですか?テクニカルなイメージがあなたにはありますけど」って聞いた時に佐久間さんが「いや、僕はそんなの全然好きじゃなくて、いろんな人の歌を録ったけれど特に近藤君の歌は素晴らしかったし、上手い下手じゃない何かエネルギーが出てた」って言ってましたよ。 スズキ:いや、マッチはいいんだよ!ヴォーカル。あのね、マッチが尊敬するヴォーカリストは矢沢永吉さんなんだよね。ロック好きなんだよ。 オーノ:ああ、わからなくもないですね。矢沢永吉さんはすごいですよね。今のシーンでは若い世代ではそういう人がいないですよね。 スズキ:そう言えばさ、年末くらいから曲づくりしてるんだよね?もう今は完全に曲づくりモード? オーノ:もう完全に曲づくりモードですね。あ、でも今はライブのリハに入ってきたらまたライブモードになってるかな。ただ、根本的に俺、今年はそういうモードなんじゃないかな。 スズキ:制作モード? オーノ:そう。去年はちょっと違いましたからね。そのー、未知なるところへ放り込まれ、自分も体当たりでぶつかっていき。 スズキ:去年ってどっちかって言ったらそれまで作りためてきたものってあったじゃない?「平凡」とか「僕と鉄人」とか、デモシリーズやってた頃からの作品、それこそ「君に太陽を!」に入ってる曲を作ってた、嵐のような時代の曲を世に出していくって年だったよね。 オーノ:制作もしてたんだけどね。「君に太陽を!」に入ってる曲はデビュー前に作ってライブで親しんできたものがほとんどだから。今年は"今だけの制作期間"じゃなくて、どんどん作って、スゲー新しいものと、スゲー昔の曲と一緒に世に出していきたいの。 スズキ:え、なんでなんで? オーノ:昔の曲を聞き直して、最近自分が作ったものも聞いてみたら、荒いながらも「オーノキヨフミ」っていう、自分のラインが見えたんですよ。誰かっぽい、っていうよりもオーノキヨフミのラインがあるな、って感じたんで。それがある一定の時期だけのモノじゃなくても出てたっていうのに改めて気付いて。 スズキ:それで「アンダルシア〜」だったの? オーノ:うーん(笑)わかんないですけど。無意識に聴いてた時代に反応してた曲はアンダルシアですけどね。 スズキ:いや、自分を振り返るっていう意味でさ。俺「アンダルシア〜」ってマーシーの中ではすごく不思議な曲だと思ってるのよ。なんか童話みたいなさ、架空の話。あんまり歌詞とかはよく知らないんだけどさ、架空のストーリーみたいなさ。 オーノ:今思うと横浜の港町みたいなところで男が待ち合わせして殺しあうみたいなストーリーなんですよ。ただ、あれは完全に架空じゃないんですよね、どっか、あり得ない事もないな、っていう。 スズキ:そのどこか架空じゃないストーリーってオーノ君の曲の中にあるじゃん?「僕と鉄人」とかさ。 オーノ:ありますね。まあ、「僕と鉄人」が最もそうですね。 スズキ:だからさ、小学生の時から良く考えるとそういうポイントって一貫してたんじゃないの? そういえばさ、最近のオーノ君の曲で、「僕と鉄人」っぽいやつって最近ないよね。 オーノ:そうですね。「僕と鉄人」みたいにテーマがちゃんとあって、っていうときはいいんだけどそうじゃない時に完全にフィクションっていうふうになるのが嫌で。リアルなものとフィクションが同居してないと絶対ヤなんですよ。だから僕は「バック・トゥ・ザ・フューチャー」が好きなんです。だから「アンダルシア〜」にしても、普通に港町で行われてるような事じゃないですか。でも額の後ろにコルトが隠されてるっていうのはあんまり現実的じゃないなって。だから、どこまででも行けますけどね。例えば、架空のアルバムを作れ、って言われたらもしかしたらそういうの得意かもしれないけど。 スズキ:でも自分としてはそこだけに引っ張られるのは嫌なんだ? オーノ:うん、そうですね。今は特に完全に架空っていうふうにはしてないですよ。自分が経験できそうなことを書くし。普通に生活してたら鉄人には出会わないし。まあ、今のロボットニュースなんかを見てると出会う事も不可能じゃなくなるのかな?って気はしますけど(笑)。 スズキ:出会わないよね。 オーノ:出会わないけど(笑)でも「ムービースター」なんかっていうのは自分の頭の中で出来ちゃう事だし。でね、これはずっと一貫してるテーマがあって。何を歌いたいんだろう?って言うところは、「仕方ないけど生きていこう」ってことなんですよ。現実をみつつ、打ちのめされつつ、それでも前に進みたいと思うし。普通に明日はやってくる訳だし。それが「恋愛」なのかもしれないし、恋愛の中で失恋してそう思うのかも知れないし、仕事とか、学校でそう思うのかもしれない。ただ、根本的なエネルギーはずっと一緒ですよね。 スズキ:やっぱそこはずっと変わらないとこなんだろうね。 オーノ:今は一貫してそうですけどね。でもそうじゃない事を本当に歌いたいと思ったら、違う事を歌うと思いますけどね。ただ、いろんなシチュエーションはあれど、根本的なエネルギーはそこですよね。自分が音楽やるのもそうだし。 スズキ:それはずっとそうだよね。前インタビューしたときもそう言ってたしね。 オーノ:そう。ずっとそうですよ。「平凡」のテーマもそうだし、「ショッキング〜」もそうだし、アルバムなんてずっとそればっか言ってるし。でもね、これは何度でも言おうと思ってる。シチュエーションは違うかも知れないけどね。「僕と鉄人」の鉄人が来て、その後去っていっちゃうけど僕は僕なりに生きていくよ、っていうドラえもんの最終回的なところだったり、恋愛で、君がいないけどなんとかやってかなきゃいけないってことだったり。そこは変わらないですね。音楽的にはいろいろやっていきたい事はあるけど。 ![]() オーノが語る、 ブリトニーの魅力とは? スズキ:最近は音楽って何聴いてるの?去年は原田真二さんとか聴いてたよね? オーノ:聴いてましたね。原田真二さん、最っ高!でしたね。 スズキ:最近は? オーノ:う〜ん・・・何聴いてるかなあ? 最近はまたビートルズだったりするんですけど。真心ブラザーズの「拝啓ジョンレノン」の世界で「20歳の頃はジョンレノンかぶれだったけど今はビートルズを聴かないようにした」とか、そう言う歌詞があるじゃないですか。僕もああいう感じではあるんだけど、ジョンに憧れるだけじゃない聴き方もするじゃないですか。でもそういうのも踏まえて短いスパンで聴いたり、聴かなかったりするんですよね。その間に、まあ、ブリトニーもあれば・・・。 スズキ:・・・え?! オーノ:いや、ブリトニー・スピアーズ聴いてて。 スズキ:え?! そうなの? なんで? 好きなの? オーノ:買ったんですよ。最近じゃないですよ、去年ベスト出たじゃないですか。 購入者特典でブリトニーストラップっていうのがあって、もれなく付いてくるっていうんで(笑)。可愛く見えたんですよ。それが実際全然可愛くないの! 買って、「何だこれ!?」って思って。ブリトニーストラップがね、最初何故か魅力的に見えたんですよ。(携帯に)付ける勢いでしたよ、僕。 スズキ:あ〜〜〜!!! え、マジ? なんかすごい意外なんだけど。オーノ君がブリトニー聴いてるって。 良かった? オーノ:意外にね、聴きますよ。良かったですよ。ブリトニーはね、すごい楽しんでますよね、ブリトニー以外の人が。ブリトリーもそうだけど、バックメンバーの笑顔が浮かびますよ。ブリトニーにこのトラックで歌わせてやろう、っていう。そういうところはね、僕は自分でも自分のことをやっちゃう人だから、「このトラックで自分を歌わせちゃおう」っていうのはあるから、そういう面白さをちょっと感じたりしていて。「面白いんだろうなあ〜、このプロデューサー達は」って思ったり。 スズキ:意外だねぇ、そういうの全然聴かないと思ってた。 オーノ:いや、聴きますよ。むしろギターロック的なものよりそういうのの方が聴きたいと思うし。 今後のライブの展開は果たしてどーなってんの?と聞いてみた。 スズキ:今後のライブはまだ決まってないんだよね? オーノ:そう。今ね、新しいバンドを作ろうと思ってて。今のバンドの他にね。で、今後いろんな事を試そうかなと思ってるの。ソロシンガーなりのそういうのを活かして。何だろ? 自分的に新しい血も欲しいというか。 スズキ:「刺激」だ! オーノ:そう。音源に関しては俺は自分で自分にいろんな刺激を与えたり、もしくは人からもらったりもできるんだけど、ライブに関しては、(刺激が)足りない訳じゃなかったんだけど、一区切りできるところまで行ったかな?と思ってます。東京に来て、お客さんが1人もいないところから始めて、ようやくワンマンライブっていうものを去年できて。その他にも堂島(孝平)さんと2マンやったりとか、札幌のZEPPで1人で歌ったりとか、そういう区切りになる事を去年たくさんやってきたしね。 スズキ:で、新しく組もうとしているのが・・・(メンバーが)いるんだよね? オーノ:そう。います。でもまだいえないんだけどね。3月くらいから新しいバンドでライブもやっていきたいなと思ってるんで楽しみにしててください。 (インタビュー:スズキダイスケ) スズキダイスケ profile 99年よりフリーペーパー「アンダウン」編集長。2003年、休刊とともにフリーランスに。2004年に雑誌「KeyStation♯」創刊、他ライヴイベント「てぃーんずぶるーす」を開催したり、原稿やアーティストパンフレット編集などけっこう色々やってたりする。「アンダウン」時代より、オーノキヨフミ氏とは交流あり。ちなみにオーノ君の名曲「東京シティライツ」はスズキが監修を手がけたコンピレーション「トーキョーシティ・ライツ」のタイトルチューン。2005年は動きまくり、らしいですよ。 |
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